風ニャン!


by hu-nyan-0412
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別れ、それはスタートとか言ってみる

今のわたしの水野くんへの気持ちは、なんだかすごく穏やかだ。
彼が夢に向かって頑張ってくれてりゃいい。
楽しそうに、心から笑っているのなら本望だ。
その隣にわたしがいなくても、誰かが代わりにいたとしても。

それでもわたしは変わらずに彼が好きだ。
欲なんかないんだ、あんなに強い気持ちだったのに、ほっといたらなんだかおおきくひろくふくらんじゃったようなかんじだ。

わたしのとなりで彼は笑っていた日は、楽しかったけど、その分彼にも我慢をさせていた。
思えばめんどくさい女だったし、でもたぶん彼を飽きさせなかっただろう自信もあった。
2人は周りからも兄弟みたいに仲がいいと思われていたし、もちろんお互いもそう思ってた。
そして、切ないことに今でもそう思ってる。
だからまだ連絡を取り合ってる。
もっかいくっつけばいいのにって友達は言う。
笑ってごまかすけど、そんな簡単じゃあないんだよきっと。
きっと水野くんもわたしとおんなじだよ。ほっといたせいで、幸せを祈る形しかとれない感情なんだよ。
なんだか傍から見ると馬鹿みたいだなあとも思う。

でもなあ、大事だからって、失くしたものと同じものを買ったって、もう一度大切にできるかってゆうと、違うような気がする。
それとおんなじなような気がするんだ。
だったら、昔はあんなに大事にしていたものを持ってたんだ、でももう二度とそれを持っていたあの瞬間のあの気持ちは手に入れられないんだって思っていたほうが幸せな気がする。

物は同じでも、気持ちはイミテーションかもしれない。







でも、何年後でもいい、何十年後でもいいから、もう一度隣に立ってみたいなあってゆうのはやっぱり欲なんだろうか、希望なんだろうか。今のわたしには判別がつかない。



ああ 土曜日
午後3時起床
いやにヤニ臭い部屋
決戦の後

やもすれば日曜
まっさらなノート開いて
「別れ それはスタート」
と書いてみる

秋の空 風が少し
冷たくなってきたんだね
テラスで言って
テラス夕焼け

ああ月曜 
街は動いて
いつもの光景さえも
違って見える

帰りの電車の中 
初老の夫婦会話する
あんなに寝たのになぜ
また眠くなるのかなって

夜は伸び 風は少し 
オリオン座を見つけたって笑う
顔を浮かべて

いつか十年後でいい 笑いあって 
偶然でもいい どこかで会って
叶わぬ思いでも 信じたくて 今

十年後少し強くなって 
空前のドラマみたいだって
もしか小説でも書けるんじゃない
書けそうだよ
きっと書くよ

三十年でも笑いあって
四半世紀分笑いあって
いつぞやの事と思い出して笑う

三十年後はわかりあって
空白の日々を埋めるため
このノートをそっと差し出すんだ
だから書くよ


ミ・ラ・イ・ノ・オ・ト/アルカラ
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by hu-nyan-0412 | 2011-10-16 11:24